団塊の世代さん、からいもさん。尖閣諸島をはじめ、フィリッピン、ベトナムの 南沙諸島西沙諸島の埋め立て、当然ご存知ですよね。中国が、飛行場他、軍事施設らしいものを作っています。

 現在、人が住んでいなくても昔から今までその国の漁民が利用していた島です。此処はこれから中国がアジア覇権の為にどうしても必要な要衝にあります。

 随分昔、中国が覇権を握っていた頃、周辺の国は中国と仲良くするために毎年貢物を出さざるを得ず、言ってみれば遠隔操作の殖民地の格好を取らされていた訳です。それを今頃取り出して、中国の影響にあった隣接地域は、昔は自国のものだったと言い立て、強奪にかかっています。
 
ブータンでは5年前、知らない間に国土が2割も奪われていた。南沙諸島も最近になって自分のものだと話合いもしないで勝手に強引に開発している。http://matome.naver.jp/odai/2134794796756204801 ←参照して見てよ。 

 中国のしたたかさは、情報戦と言って相手の国民に判らないように、長い時間をかけて自分の思うような思想を植えつけて置き、時期を見ていっぺんに思いを遂げるところに有ります。朝日や毎日等は、終戦後、日中報道協定等を結ばされ、中国に都合の悪い報道は出さないように誘導されてましたな。
 違反すれば中国での取材は出来なくなる。だから現在でも、諸島の埋め立てにしても、事実は報道しても中国の意図、歴史的な考察等の報道は曖昧にする。

 からいもさんが仰るように、売国報道を強制的に抑えることが出来ない事がわが国のジレンマですな。だけど、今頃は日本国民の意識も上がり、何よりもネットや週刊誌と言う公平に調べられる物ができ、民意が朝日毎日に限らず、読売産経等に対しても偏向報道を抑える時代になって来ていると思いますな。

 それと、団塊の世代さん、日本は中国、東南アジアを侵略したと仰る。現代の考えではその様に思われていますが、100年前の世界の状況を考えて下さい。
 弱肉強食、東南アジアは全て(王国タイを除いて)インドまで含めて何百年も欧米各国の殖民地だったんですよ。侵略を免れた、最後の中国も朝鮮も日本も、北南西から色々な圧力を受け、なし崩しに交流を責められ、下手な対応をすると軍隊を派遣され植民地にされるのが常識だったのですよ。戦わなかったら被殖民地、戦って負けたら侵略者の烙印。かっての日本、立つ瀬がありませんな。

 前にも私がここに投稿しましたが、東南アジア被殖民地の人たちの悲惨な事、動物の方がまだ資産価値があるとかで、虫けらのように搾取されてましたな。

 日本は殖民地にされないように、必死の抵抗をしました。そして欧米各国と戦う羽目になりました。結果は負けましたが、東南アジア、インドまで独立できるキッカケになりましたな。日本はアジアと戦ったのではなく、自分を守るために押し寄せてくる欧米の国と戦ったと私は信じています。

 中国も朝鮮も欧米に応援された一部の勢力が日本を糾弾し、日本も対処せざるを得なかったと思っています。目的国の一部の人間に便宜、利益を与えて、内側から国を混乱させ、最後に自分の殖民地にするのが常套手段。今の中国も似たような行動を取っている。特に今の沖縄基地反対運動、韓中の手先が一杯いる。

 日清戦争で日本が圧勝した結果、台湾は中国から割譲され日本の殖民地に、朝鮮は、折角日本が手助けして独立できたのに、本来昔から国自体が経済的に苦しかったので うまく経営できず、世界列強の承諾の元、日本と合併して全ての国民が日本人になりました。日本が戦争で強引に合併した訳ではないし殖民地とした訳でもない。

 東南アジアも、一応制圧はしていたけど、欧米各国と違い、殖民地にしたわけではなく、欧米から国民を守りながら教育をし、国民のための産業を興し、公平に付き合いをしていました。台湾や朝鮮には大学も作り、鉄道、病院、教育、工業、農業等々インフラも施設し、とにかく欧米白人と違い、同じ東洋人として平等に発展しようとした証拠は沢山ありますよ。
その証拠に今でも東南アジアは日本を非難していない。

 さて、現在の中国は、かっての弱肉強食の時代を再現しようとしていますな。世界第二位の強国になってもまだ不満があるのですな。他の国々は、人間のどうしようもない貪欲さ傲慢さを社会全体で押さえる知恵を、曲がりなりにも獲得していますが、どうしたものか中国だけは勝手し放題。もう現在 中国に戦争を仕掛けようという ふざけた国はありそうに無いのに、しゃにむにもっともっとと国を広げようとしている。近くの国は迷惑な話ですな。さっき情報戦と言いましたが、沖縄でさえも昔中国へ朝貢国だったので中国のものであるとの判断で、裏でゴソゴソ策動していますよ。

 国を広げなくてはいけない事情は、中国の政治体制にあるのでは?と思います。13億人の内、7%前後しかいない共産党の人達。政治はこの人たちの選挙で選ばれた少数の中枢が行っている。後の9割以上の人たちは政策に当然かかわっていない。そして最近強奪した周辺諸国の少数民族達もいる。 
 不満が勃発するのは必然。自分達の所得を、彼らと分け合えば未だしも、稼ぐのは、人民から搾取する共産党の人達だけ。国に革命でも起ころうものならたった7%で自分達を守り切れる訳がない。
 
 自分達 共産党の軍隊を強力にし、人民に圧力を加え、人民にもっと所得を与えて不満を抑えるるためにも、人民の眼を外国に向け、国を広げなくてはいけないという妄想に駆られるんですな。

 かっての日本は国を獲られないために外国と戦った。今の中国は(共産党は)自分達が国民からやられないように、外国に戦いを仕掛けている事になりますな。

東南アジア諸国も、中国に危惧を感じていますな。日本と米国の今回の強い協定は、彼らにとっても安堵の感を持っているようです。

 このような状態で、推移すればアジアは安穏に過ごせるのだけど、一端中国が局地でも紛争を起こせば、タダじゃ済まなくなりますな。周辺諸国も黙っていないし、それにもまして、中国内の不満分子や虐げられている少数民族が反旗を掲げるでしょうな。侵略された現中国の少数民族を見ると、まるで中国内に、かっての欧米のように殖民地を抱えているように見えるけど!

 だから、めったに中国は外国に攻め込めない。だから時間をかけて、お得意の情報戦争と経済戦争に巻き込むはず。今回のAIIBの構想もその一環。がっちりと主導権は中国が握り、融資する相手国も自分が将来狙いをつけた国にし、しかも債務国が支払えなくなった時がチャンス。一挙にその国の政策を牛耳ろうとするのは見得みえ。

 何で、欧州が仲間に加わったか?自分の国の工業ががインフラ整備に加われるチャンスと見ているわけで。またアジア各国は自国のインフラ投資が喉から手が出るほど欲しい。

 日本と米国が加わらないのは、中国の膨張 覇権は必ずアジアと摩擦を生むのは明らかだから。工事には、相手国の労働者を使わず自国の労働者を派遣するので、相手国の経済には不利。必ず紛争になりますな。

 今でも、中国は日本にAIIB参加を求めているのは、一つは自国の財政事情、もう一つはアジアのインフラ融資経験の専門家が日本にしか居ず、さらに日本が入らないと、国際金融格付けが低くなり、資金の借り入れ利子が高くなる事。ひいては投資相手国への金利が高くなり、相手国の返済不能の危険性が増す事ですかな。そしてもう一つ、日本が参加すれば米国との関係が不味くなる事も考慮しているのでしょうな。
 
肝心のアジア諸国も、利を求める欧米も、日本、米国の参加に期待はしているようですな。中国が暴走するのを押さえる期待でね。
だけど、あぶない危ない。東南アジアだけでなく、中国自国のの不良債権の消化にも使われる恐れが大きい。拒絶賛成。

 とにかく、日本は核保有国2国が近辺にあるし、恩をあだで返す国、日本と断交しろと息巻く国。弱いと見ると難題を吹っかける国ばかり。身を守るためには、今回の日米協力、軍備の増強は“絶対”必要と思います。だけど これからは政府や軍部が先駆けて他国侵略に進まないように身を引き締めて見守る必要もあると思いますよ。

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